私(内山)は形成美容外科医として約2年前から金の糸美容術を400例以上の方に行なってきました。金の糸美容術は、1969年フランスで始まり現在では欧州・アジアを中心に行なわれています。同術を行なった症例の経過を追っていきました処、花粉症やアレルギー性鼻炎が改善するのに気付きました。元々金は関節リウマチや気管支喘息に用いることは知られています。しかしこの場合、金化合物として注射(金リンゴ酸ナトリウム)や内服(オーラノフィン)での投与となり
ます。有効であることは事実ですが 全身に分布した金化合物のうち金以外の成分が引き起こす副作用(悪心・嘔吐、肝・腎障害、肺線維症など)が問題となり第一選択とはなっていません。これに対して、純金を小さな粒状(金コロイド)にして筋体内に注射する治療が米国で既に行なわれています。コロイド金治療は純金のみですから金化合物のような副作用は起こりません。私は、自験例とコロイド金による治療の存在から金の糸も疾患治療に用いることが出来るのではないかと思い金の糸美容術の傍ら、アレルギー疾患を対象に治験(下記参照) を行なってきました。内訳は以下の通りですが、学術的確立は必須であり、症例をまとめた医学論文を執筆し4月に米国の医学雑誌に投稿しました。現在審査結果待ちです。
本サイトでは、「金の糸治療術がアレルギー疾患、特にアトピー性皮膚炎ににどのように作用しているのか」を述べたいと思いますが、かなり医学的に難しい内容になり兼ねませんので、初めにアレルギーの機序、アトピー性皮膚炎の機序についてお話いたします。 |