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免疫とアレルギー疾患
 
アレルギーは免疫異常の一つです。初めに免疫について述べたいと思います。
 

免疫とは?

 
免疫とアレルギーの関係
 
免疫とは「生体を構成する成分(=自己)とそうでないもの(=非自己)を識別し、非自己を体の外に追い出して自分自身の生体の保全・維持を図るシステム」を指します。 非自己には、ウイルスや細菌などの感染性微生物、異物や他者の組織、自己が作り出した老廃物、癌などの腫瘍細胞などがあります。
非自己に対し過剰に反応してしまうのがアレルギー疾患であり、
自己を非自己と誤って認識してしまうのが関節リウマチなどの自己免疫疾患です。

免疫の話は以下の順で説明します。

     
  • 自然免疫と獲得免疫
  •  
  • 免疫の流れ
  •  
  • 非自己の分類
  •  
  • 抗原と抗体
  •  
  • 抗体とは?
 

自然免疫と獲得免疫

 
免疫には、非自己に対し生まれながらにして反応する機構が備わっている自然免疫一度非自己の侵入を受けた後、生体が準 備状態を形成して反応する獲得免疫があります。 自然免疫は広く 全般の非自己に対して反応するのに対し、獲得免疫は特定の非自己 にのみ反応しますアトピー性皮膚炎を始めアレルギー疾患の原因は、 この獲得免疫が関与しています。 自然免疫と獲得免疫を例えて言うなら、次のようになります。
 
自然免疫と獲得免疫の例え話
「ある町(生体)によその土地の人々(非自己)が来ました。 その人物達は達の悪い人で町を荒らしてしまいました(病気・疾患)が、 住民の中の勇敢な人々(好中球・マクロファージ)が立ち上がり団結して 、悪人を退治する行動に出ました。これが自然免疫です。 また町民の何人か(リンパ球、形質細胞、抗体)が、その悪人の特長を つかみ特殊武装して退治に参加しました。これが獲得免疫です。 悪人退治後も特殊武装した人が町にいますので 、再びその悪人が町に入って来ても特長を覚えていて直ぐに対応し、町は荒らされる事はありません 。これも獲得免疫の働きです。」
 
免疫とアレルギーの関係
 
免疫の流れ
 
では、”獲得免疫はどのように、獲得されるのか?”下図に説明しますが少しでも判り易くするため、戦闘に 例えています。 正しい医学用語を用いた説明を参照されたい方 はここをクリックしてください。
 
自然免疫
上図のKT部隊と特殊歩兵は、侵入してきた外的に特化した反撃部隊ですので、 外的をより強く攻撃します。また、再度同じ外的が進入してきた場合、速やかに 対応し被害を最小限にします。 この再進入に対する防御反応を臨床的に応用した のが予防接種です。 獲得免疫で作られた特殊歩兵は、医学用語では抗体と言います。 抗体を作る元となった非自己を抗原と呼びます。
 
非自己の分類
 
非自己の分類
 
抗原と抗体
 
非自己のうち、ウイルスや微生物などは殆ど抗原として認識さ れ抗体が作られます。しかし中には抗原として認識され抗体が作ら れる非自己と、そうでない非自己があります。例えばスギ花粉は非自 己ですが、それを抗原と認識し抗体を作る人と、非自己ではあるが抗原と認識しない人がいます。前者は作られた抗体が原因となって花粉 症の症状がでます。また、蜂に一度刺された人の中に、蜂毒に対し 抗体を作る人がいます。この人が再び同じ蜂に刺されると抗体が瞬時に反 応してショック状態(アナフィラキシーショック)に 陥ることが あります。このようにある種の非自己に対し抗体が作られるか否かは、人によって異なります。この違いは主に体質によるものです。ハチ毒のよう な普段経験しない非自己の侵入に対してはそれを抗原とみなす体質と理由 付けますが、花粉症のような場合は、体質だけでなく花粉の繰り返し刺激も原因ではないかと言われています。アトピー性皮膚炎で多くの患者さんが抗原としているダニも、住宅環境の向上で増えた結果、抗原として認識されるようになったとの説が有力です。
花粉症にかかる人とかからない人の違い
 
抗体とは?
 
Bリンパ球から分化した形質細胞が産生する蛋白成分です。 イムノ(免疫)グロブリンとかγ(ガンマ)グロブリンとも呼 ばれています。一つの抗原に対し時期をずらして複数(異なる種類) の抗体が産生されます。抗体は5種類存在し、それぞれの役割を持っています。
 
5種類の免疫グロブリン
 
IgG
全ての免疫グロブリンの80%を占めます。 胎盤を通じて胎児に移行し乳児誕生後の感染防御 (約3-6ヶ月)にも関与します。その機序は、
@細菌毒素の中和
A食細胞の促進
B炎症反応の誘導 などです。
IgM
分子が大きいのでマクログロブリン=Mで表わされます。 細菌などの抗原から攻撃されると初めに反応する抗体です。
IgA
消化器や呼吸器粘膜表面に分布し、そこで働きます。また分娩直後の初乳に多く含まれ, これを飲んだ乳児の腸管内感染の防御に働きます。
IgD
生物学的意義ははっきりしていません。
IgE
アレルギーに関与する抗体です。産生された IgEは組織中の肥満細胞(骨髄から発生した細胞、血中や組織の中に存在する)と強く結合し、抗原が入ってくるのを待機します。これを感作状態といいます。そこに抗原が入ってくると肥満細胞と結合しているIgE と反応し、肥満細胞からヒスタミンなどの刺激物質が放出されます。