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アトピーが治り難い理由3
 
引っ掻き癖とストレス
 
イライラしたり、試験勉強や心配事がアトピー性皮膚炎を悪化させることは 良く知られています。その機序に関しては、ストレスが交感神経を刺激しエピネフリンが増え、これがリンパ球を刺激して炎症が増す、あるいはストレスが神経ペプチドの放出を増加させると言う論文があります。また長年アトピー性皮膚炎を患っていると、引っ掻く癖がついてしまい、痒くなくても掻くことで精神の安定を得ることがあります。痒くなくてもつい手が伸びてしまい、皮膚を傷つけてしまうなんてアトピー性皮膚炎の厄介さをを象徴していると思います。
 
誤った治療
アトピー性皮膚炎を初め、アレルギー疾患は我が国だけでなく世界中で増えています。特に本邦では、花粉症も急激に増え、国民の三人に一人がアレルギー疾患を持っていると言われています。この増加の原因として様々な説が唱えられています。しかし、確かにアトピー性皮膚炎も世界中で増えていますが、難治例や成人例が大きな問題となっているのは日本と隣りの韓国だけです。多くの諸外国では日本ほど難治疾患として捉えられていません。すなわち、重症例が少なく、また成人例も日本ほど多くないと言うことです。何故でしょうか?その理由のひとつに誤ったステロイド外用剤の使用があります。
アトピー性皮膚炎の治療の項目で述べますが、アトピー性皮膚炎の正しい治療の基本となるのは、やはりステロイド剤です。日本ではどの医師も免許さえあれば、ごく一部の分野を除いて診療を行うことが出来ます。皮膚科医でなくても皮膚疾患に対して診断、治療を行うことは昔から行われてきました。これを決していけない事と決め付けているのではありません。必要に駆られて専門外の診療を行うことは日常しばしば遭遇することですし、形成外科医として生きてきた私も、風邪の診療などは行っています。問題はステロイド外用薬の使い方にあります。一般の方もご存知のように、ステロイド外用剤は非常によく効く薬です。しかしよく効く反面、様々な副作用も持っています。
診断の違いはあっても、ステロイド外用剤で一旦はよくなる皮膚炎が多いため、専門で無い医師も安易に処方してしまうような残念な診療が、30年の歴史を持つステロイド外用剤の中で行われてきました。また決して弱くないステロイド外用剤が薬局で売られているのも、安易なステロイド外用剤の使用につながりました。
その結果副作用がひどい症例やりバウンドで苦しむ方が増加し「ステロイド外用剤は怖いもの」というレッテルが貼られ、一部でステロイド外用剤否定論が生まれました。特に1990年代前半のテレビでの一大キャンペーン(ステロイド外用薬は悪魔の薬とまで言われました。)と、ステロイド外用薬を否定した皮膚科医師の発言が、大きな影響を与えました。
90年代後半はアトピー産業も加わり、アトピー性皮膚炎治療中に生じたあらゆる副作用がステロイド外用薬のせいにされ、ステロイドを一切使わない学童が、学校にも行けない程悪化し社会問題化しました。それを解決するため厚生労働省(旧厚生省)が「アトピー性皮膚炎治療ガイドライン」を出したのが1999年です。本サイトで紹介している最重症アトピー性皮膚炎症例も、安易なステロイド外用薬使用から始まり、医師を転々とし、途中急なステロイド外用薬中止によるリバウンド現象で苦しみ、医療不信から民間療法のみで対処して、増悪の一途をたどりましたが、最後はアトピー性皮膚炎専門医の診療でかなり改善いたしました。これは、アトピー性皮膚炎専門医が治療を行ったことと、患者さんがその医師を信頼して治療を継続したからこその結果です。