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アトピー症例3
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アトピー治療の症例3
 
【症例3】 24歳 男性
【既往歴】

特記すべき事なし

【家族歴】
兄:アレルギー性鼻炎、アトピー性皮膚炎
【現病歴】
小児期にアトピー性皮膚炎に罹患。
中学時一度消失するも大学入学後再燃。特に実験で化学薬品を扱うようになってから増悪した。
皮膚科通院を継続していたが、四肢・体幹の皮膚炎が改善しないため当院を受診した。
【初診時所見】
顔は0,05%プロトピックでコントロール出来ていた。病変部は全身に広がり、日本アトピー性皮膚炎ガイドラン判定は重症。
四肢・体幹には痒疹の集積・散在を認めた。通院中の皮膚科からは、最強ステロイド軟膏(四肢・体幹用)プロトピック(顔・首用)の処方を受けていた。
【血液検査所見】
アレルゲン:スギ5+、ダニ6+
カンジタ4+、ハウスダスト6+
白血球:7400、好酸球:6%(正常値2%以下)
IgE:696(正常値170以下)
【治療経過】
部分テストを行い、良好な結果を得たので他部位にも施行した。
【左小指側治療前】
アトピー治療前

 全身に及ぶアトピー性皮膚炎の患者さんです。顔はプロトピック、他の部位は強力ステロイド軟膏で症状緩和を得ています。
  今回は部分テストを試みました。上記皮疹は痒疹といい、アトピー性皮膚炎の種々の症状の中でも、痒みの強い、治り難い病変です。
  その結果、掻爬も強くなり糜爛・潰瘍を形成することはしばしば認めます。この痒疹に対し黒線の如く金糸を埋入しました。

【治療後】
アトピー治療後
【治療後2週目】
アトピー治療4週間後
【治療後4週目】

術後3日間は局所の軽度術後疼痛のためか、痒みはありませんでした。
4日目以降も痒みは出ず、糜爛も改善しました。
このテスト結果を得たので、他の部位にも治療を行いました。

アトピー治療後8週目
【治療後8週目】
治療後4ヶ月目
【治療後4ヶ月目】

本症例の一番痒い部位が手でしたが、ほぼ正常に近い皮膚になってきました。

治療後18ヶ月目
【治療後18ヶ月目】

幸い、左手は術後一度も再燃すりことなく経過しています。
ご本人もどこが病変部だったか、時に忘れるほど安定してます。


【右下腿のアトピー性皮膚炎(痒疹)術前】
アトピー治療前

両側下腿の病変部は、手同様複数の痒疹が生じています。痒疹が生じてから2年以上経過していますが、最強のステロイド外用剤デルモベートを使用しても抵抗を示し、文字通り強い掻痒を伴っています。


【ふくろはぎ治療前】
アトピー治療前
この日は左写真の如くでしたが、掻破による出血もしばしば認められるとのことです。
【ふくろはぎ治療2週間後】
術後

デルモベートを2年以上継続使用してもビクともしなかった痒疹がわずか2週間で左写真の如く、かなり改善しました。


【足首術前】
足首術前
術前の状態は、痛々しいほどで、慢性化し一向に改善しない痒疹が、くるぶしの上に集積しています。
【術後2週間後】
アトピー治療後

 術前の状態は、痛々しいほどで、慢性化し一向に改善しない痒疹が、くるぶしの上に集積しています。
 左写真は術後わずか2週目ですが、驚くほど改善しています。
金糸の持つ治癒力を十分に納得させる一例です。

【術後3ヶ月後】
術後3ヶ月後 術後1ヶ月で
@仕事のストレス
A冬季
B一時的な過労
などによりやや増悪しましたが、抗ヒスタミン剤の内服で改善を認めました。
術後3ヶ月で、痒みは殆どありませんが、2年以上続いた痒疹の跡はなかなか消失しません。おそらく1年はかかると思います。
【術後1年4ヶ月後】
術後1年4ヶ月後 痒疹は、ほぼ消失しています。
痒みは全くありませんが、ロコイドの2倍希釈軟膏を継続使用しています。
デルモベート時代からすれば、はるかに良くなっていますが、本治療のステロイド離脱まで至っておりません。
今後ステロイド離脱を計画しています。

【右下腿のアトピー性皮膚炎(痒疹)術前】
右下腿のアトピー治療前 右足に入れた後、左側にも金糸治療を施行しました。
【術後3ヶ月後】
術後3ヶ月後   左足も同様の所見です。
痒みは殆どありませんが痒疹の痕跡は依然残っています。
【術後1年4ヶ月後】
術後1年4ヶ月後   痒疹は消えました。
しかし色素沈着は残っています。
アトピー性皮膚炎に対する金糸治療術の目的は美容と異なり美肌ではなく、痒みのない皮膚を得ることです。
 
コメント(内山)

症例1の結果も私の予想以上のものでしたが、本症例もしかりです。 痒疹は、アトピー性皮膚炎の中でも最も痒く治り辛い病変(実際術前の状態は最強ステロイド外用剤デルモベートを用いても2年以上改善無く続いていました)で、いくら金糸でも時間がかかるだろうと予想していましたが、短期間に改善したのには正直、うれしさと驚きを覚えました。
手・足とも表皮が薄く剥けているのがわかりますが、これは表皮代謝が向上した結果です。
 表皮代謝が向上しますと、セラミドなどの保湿成分に富んだ角層が形成されバリア機能の改善に繋がると考えています。
 金糸を入れた後の経過で、時々認められるものとして3−6週で一度増悪を経験し、その後再び改善していくという形があります。
本症例も同様な経過をたどっています。